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2011年ベストうんたらベストかんたら
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[BEST映画]

戦火のナージャ(ニキータ・ミハイルコフ)
今年のベストはこれです。戦争冒険活劇。そして、センチメンタリズムに陥らない
ヒューマニズムを説いた映画。と言っても荒唐無稽なドタバタなジェットコースター
ムービーでもある。どうもこの映画の大きさが通じない人が多いらしい。
バランスが悪い、意味が分からん、散漫、だらだらと長いなど、ネットをちょっと
検索するとそんな感想が多い。たぶん、映画館で観れてないのかな?
そんなにわかりやすくないのが人生。ひさしぶりに映画らしい映画を観た。
監督賞もニキータ・ミハイルコフです。

一命(三池崇史)
三池監督が武士道の体面について怒っていて、「ほう」と観に行ったら、
1つの命の尊さを切々と問う辛辣な映画でした。残虐なシーンにも必然性を感じる。
2011年に作られるべくして作られた映画。

ヒア・アフター(クリント・イーストウッド)
劇場版神聖かまってちゃん・ロックンロールは鳴り止まないっ(入江悠)
サンザシの樹の下で(チャン・イーモウ)
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事(アダム・マッケイ)
ザ・タウン(ベン・アフレック)
歓待(深田晃司)

[女優]
ペク・ジニ(ソウルのバングラデッシュ人)

[男優]
・これと言って居なかったのだけど、強いて言うなら
ウィル・フェレル、マット・デイモン、マーク・ウォルバーグなどのハリウッド勢。

[テレビドラマ]
グッド・ワイフ
駆け引きがモラルを越える。脅し、イカサマ、違法行為もこなす、
すれすれな感じがとても面白い弁護士ドラマ。検事と弁護士の関係
や司法取引というものの構造が見えるのもとても勉強になる。

11人も居る!
宮藤官九郎脚本ドラマ。大大家族、幽霊、ニートな父、出来ちゃった婚、いじめ、ヤンキー、性転換、いろんなタブーをしっかり話し合い、ひたむきさと明るさで笑い飛ばすドラマ。言葉で説明するよりもっと面白いです。

アンダーカバー・ボス
1回しか観れていない、テレビでやってたアメリカの(たぶん)人気ドキュメンタリー。社長が自分の会社の最下辺(派遣バイト)を完全に身分を偽って経験する。僕が見たのはその社長が本当に大きなヘマばかりして解雇されてしまう(笑)もちろん会社の状況を文字通り身をもって肌で感じ、最後に正体をバラシ社員全員の前で一緒にその顛末を上映し、部長も課長も平社員も派遣もバイトも大爆笑という、いい意味でとてもアメリカ的なドキュメンタリー。もっと観たい。

[ドキュメンタリー映画]
ミツバチの羽音と地球の回転(鎌仲ひとみ)とても勉強になります。

[映画/特集]
・ブラジル・シネマ・ノーヴォ特集
神戸アートビレッジセンターにて。特に「マクナイーマ」こんな不思議な映画がブラジルの国民的人気映画なんて本当にブラジルって国は・・・変!

[BOMB!]
・冷たい熱帯魚(園子温)
・アンチクライスト(ラース・ヴォン・トリアー)
・ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック)
なんせ、嫌い。もう彼らの映画は観たくないです。暴力やモラルや感情をもてあそんでるだけ。こういう暴力描写や破壊描写を褒めたらイカンよ。

[舞台]
いつもなら「松山大学ダンス部」定期公演がダントツですが、今年も素晴らしかったですが、今年は「テレビで観ると目が釘付けになってしまう最近のEXILE」です。もともと、14人になった時にもう人が多すぎて楽しそうでワクワクしましたが、最近、だいぶ振付けがおかしい、そこらの「コンテンポラリー」と呼ばれるものよりコンテンポラリーなのはEXILEです。

[音楽アルバム]
口ロロ『CD』

[音楽鑑賞(ライブ)]
・「2011年ちんどん通信社年末公演」12/29飛田オーエス劇場
毎年(7年連続)行ってるこれがないと年が越せないちんどん通信社。今回はだらだらした部分が少なく大人数での演奏(12ー14人)も多く特にユーミンの「春よ、来い」心に染みました。

・「音のびっくりぼっかけ商店街」音遊びの会 6/11新長田シアターdb
僕の仕切りで即興セッションを並べたのですが、小編成でのメンバーの集中力がすばらしかった。

[グ邸で良かったもの]
北村早樹子(2/3)・フェルナンド・カブサッキ神戸セッション(4/23)
かえる目(5/13)・(6/15)・倉地久美夫+稲田誠+山路知恵子(7/24)・二階堂和美(10/29)
本当はもっといっぱいいいものがあったのだと思う、運営側に回ってるので
落ち着いて観ることの出来ていないものも多いのです。

[まとめ]
今年は赤ちゃんを抱えていたので、妻は映画0本の割には僕は映画72本(ビデオ12本)は観過ぎですね。ほぼ必ず2本続けてみたり、3本観たりでした。今年は夫婦でも行けるようになりそう。
子ども連れで行くのも楽しみだ!
香港映画の上映が減ったのが残念。中国映画と香港映画の境が無くなっているということでもあるのですが、それは喜ばしいことですが、若干、中国映画の方が大味(笑)。もっとチャレンジングな香港映画が観たい。
by alimylove | 2012-01-08 15:50 | 映画
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