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ソドムの市と新開地の未来
ソドムの市と新開地の未来_b0057887_8285231.jpg2/23(水)「ソドムの市」高橋洋監督+脚本@KAVC:このチラシは行くでしょ、因縁因果、呪い、復習、地獄絵巻。いかがわしさがてんこ盛り、ひさびさに2週間前からわくわくしながらやっと見に行ったわけです、時間に少し遅れ、急いで妻とKAVCの階段を下りていくと、受付と映写技師の2人の女性が歩み寄りかけていて、僕らが着くと各自持ち場に、そしてニコっと「お待ちしておりました」。ん?と思いながら会場に入ると、誰も居ない!僕ら2人で貸切上映。
映画はカルトというかちょっと深みに欠ける所を趣と捉えてもらえれば...なのですが、ギリギリのチープなハリボテ感とか素敵なんです。「リング」「女優霊」(そして「発狂する唇」!)の脚本家が初監督作として資本至上主義に渇!という意味でアッパレです。
それにしても、2人って...2日後にKAVCの同作品上映を企画したひのさんにたまたま会ったのだけど、彼女、参ってた、試写で観て、これ傑作だ!と鼻息荒く上演を申し出て、気合入れて、いいチラシを安く大量にバラ撒いたそうな。ここまでとは......と。チラシもいい。目に付くところに置いてもあった。情報を受ける側の問題?

2/25(金)「新開地study#1」「新開地アートストリートを考える」w/井上明彦、藤浩志、塚本由晴(アトリエ・ワン)@KAVC:新開地の過去と現在と未来を考えるレクチャーみたいなもの、ダースに誘われ、ビックネームが出てるし、顔を拝むだけでもちょっと行ってみようと。内容もそれぞれ面白く、新開地の地理、今の社会的地位など考えさせられた。でも、進んでいくうちに気づいたのが、参加してるのがほとんど関係者、部外者率非常に少なし。藤浩志やアトリエ・ワンやビックネームやし、学生やらがもっと来ててええんちゃうん?
 
今までも、「神戸って~~」ってよく思ったけど、ヒドイよ神戸、文化レベルって言っちゃうと語弊あると思うけど、文化意識低すぎ、異人館の洋風なイメージのせいから、神戸発信の物ってろくなもんない。映画に関しては、邦画が卑下されてる気がする。洋風な「イメージ」と「嗜好」の神戸ゆえ。アートやなんかも、表層的アートの仲良し組みたいなのがいっぱいある感じがするんだけど、それは友達レベルへの関心なんよね、未知レベルになった途端にリスクを冒す人がグググッと減るみたい。KAVCがんばれ。働いてる人に素敵な人多いしね。
by alimylove | 2005-02-27 08:29 | 映画
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