松山大学ダンス部DanceScene17"STATION"レビュー
なんだか、また、夫婦ですごい盛り上がりをみせている松山大学ダンス部・定期公演・DanceScene17"STATION"に行ってきました。4泊3日の松山滞在で2日公演の2日共のゲネプロと本番計4回通しで観た。
飽きるどころか大満足。恐るべし松山大学ダンス部。
写真も文章もwebマガジン・log-osakaのコラム・dance+の方で大きく採り上げるので下書きも含めてここでもざっと書き記してみる。
学生公演の例に埋もれず、ここでも、ジャンルレスてんこ盛りな内容で、コンポラあり、ファンクあり、冒険劇あり、チア(!)あり、オタク(?!)ありな3部構成2時間半! うれしいのは、完全に松山という街で市民権・ファンを得ていて、6時半の会場時には200人あまりと思われる長蛇の列が公演を待ち構え、1000人弱の会場は立ち見も出る盛況ぶり。観客はメンバーの後輩達の中・高生から家族の老人達までを含む幅広い年齢層に純粋ダンスファン層と客の種類を見てるだけでも相当楽しい。
まずは部員男性全員で構成される「チア☆ボーイズ」この派手なつかみで会場は拍手と歓声に包まれ、ここまでの熱さを期待してなかった僕は涙ぐみそうになる。
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そして、静かで美しい女子のみによる「ススムと。」最後の全員駆け足がこのカンパニー特有の誰にでも出来るボキャブラリーを特別なものに見せることに成功してる。
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3作目は一年生によるほとんど欽ちゃんの仮装大賞なダサく・幼稚でカワイイ・海賊冒険物「マダガスカル」マジでー、大学生が?と思うでしょ?これがいいんです。言ってみれば、初期手塚治虫漫画のレビュー・シーンみたいなものかもしれない。描写力もあり、嵐で難破しそうになるシーンは引き込まれる。恐るべし松大。
4作目は4年生近藤美和のソロ「しゃべる黒ねこ」、ステージにはダンボール箱が一個、だいぶ経ってから、動き始め、箱が走り始める。ミニマルでシンプルな小品。
5作目「Now or Never!」全員アフロでフィーバー。全員が楽しそうで眩しすぎる。構成もダイナミックでパワフル。粒の揃ってない、体の小さい人の使い方とかもう見事。
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6作目は、2004年に富山での舞踊祭で審査員特別賞に輝いた、珠玉のデュオ作品、「おれんじな満月」ロマンチックでベタな音楽にさわやかな振り付け、なぜこんなにいいのか不思議。恐るべし。おくゆかしさにあるのか。
7作目、8月の神戸で参加発表部門で観た「Nature Man」少し金太郎飴的な勢いにに任せる感があったのが、改変され静と動のコントラスが出来、不思議な空気感溢れる妙な余韻の残る作品になってる。かえるのような跳躍が素晴らしい。
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8作目、毎年、恒例だという、監督・大野八重子が4年生に振付けた「Yes,I am.
初め平面構成的13人の日常的動作のヴァリエーションが魅せる、大変僕の好みに合った作品、でも後半からドラマチックになってきたのは僕には合わなかった。
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9作目、「Most Original Emotion」,サイトトレイン、ステーションとくれば、電車男でしょ、と素敵なオタク賛歌を男子全員で作り上げた。振りもすごくいいし、服装・小物・動作・姿勢・表情まで強いこだわりを感じる。リュックサックを被って踊るビジュアルはフォーサイスにも匹敵する強さ。展開時に静寂の中から流れ出すカーペンタースの選曲も見事。
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10作目、3年生女子5人による「うすれていく…うすれていく…うすれていく…
多感期の女子的、こわれやすさ、はかなさ。
11作目、説明不要の「サイトトレイン」(8月のブログ参照)ダンサーの自覚が深まりさらに力強い作品になってる、あまりに構成要素が多いので6回観てもまだまだ発見がある。
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そして、フィナーレ。ありがとう。
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by alimylove | 2005-11-19 11:53 | ダンス
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